意気込みあるのに尻込みしてしまったClubhouse

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

最近、話題の音声SNS「Clubhouse」
すでに始めている方もいらっしゃるかもしれませんね。

Radiotalkもスタートしたばかりの私ですが、Clubhouseもやりたいな〜と思っていたら・・・
なんと、福岡時代にご縁のあったエンタメのお仕事されている方から招待が届きました。事前になんの連絡もなく、携帯の番号にショートメッセージで連絡があり、びっくり!

招待をくださった方にお礼のメッセージを入れると、「連絡先を知っている方の中で興味のありそうな方にお送りしたんです。」という返信。
実はこのClubhouseの招待は、最初は2人までにしか送れず、その後、何かの基準があるそうですが招待できる人数が増えるようなんです。そんな制限のある中で、私に送ってくださって、ありがたいやらなんやら。


ということで、早速、Clubhouseをスタート!

「よしっ!楽しむぞ!!」と思ったものの・・・
誰をフォローしていいのか、ルームの仕組みもよくわからず入っていいのかどうなのか・・・そんなこんなで意気込みはあったものの尻込みしてしいました。


けれど・・・


夜9時を回ったあたりから、知り合いの方がルームに参加されてトークされていたり、興味深いテーマのルームがあったりで、色々と聞き回ってしまいました。


Clubhouseって、私も最初に説明された時に、なんだかよくわからなかったのですが、今日参加して、私が感じたのは、学校の教室みたいな仕組みだなということです。
ルームと言われる部屋には、それぞれテーマが決まっていて、そのルームを開設している人が先生のような感じでしょうか。そこに、様々な生徒が入ってくる感じです。そして、先生が指名した人は、自由に話しができて、それ以外の人は、ただ聞くだけでもいいし、意見や感想があれば手を挙げて話をしたり、先生から指名されると話したりすることもできるようです。
ルームは、様々なテーマがあります。学校でいえば、各教室で違う授業を行っているという感じです。国語もあれば数学もあって、体育もあれば美術もあって、その授業の中で、私たちは好きな授業を受けに行く感覚です。

ちなみに、まだ今日はじめたばかりなので、あくまでも私が個人で感じたことなので、あしからず。


オンラインのビデオシステムや電話やメールとも、FacebookやTwitter、Instagramともまた違った、新たなコミュニケーションツールで、これからどうなって行くか目が離せません。もしかしたら、従来型のラジオ放送という概念も変わっていくかもしれないなと思います。

Radiotalkの良さも感じつつ、Clubhouseは、Radiotalkとは違った魅力のあるアプリです。
コロナ禍で様々な制約のある時代ですが、私たちの可能性を広げてくれるものがこうやって表れていることにワクワクしています。


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https://radiotalk.jp/talk/466225

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声で表現する面白さ


先日、コロナ・ウイルスから人類への手紙を朗読しました。
お世話になっている方からお声掛けをいただき朗読したのですが、改めて声で表現することの奥深さや面白さを感じました。と同時に、まだまだ磨きをかけなければと、省みました。


こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。


これまでも、テレビの番組や企業や製品紹介、CMなどのナレーションは行ってきましたし、今も色々とお声掛けいただいています。

ナレーションを録るときは、通常は、映像があって、台本があって、ディレクターさんからどういう表現をして欲しいというオーダーがあるので、その希望に添いながら読んでいきます。
「もっと歌って!」これは、本当に歌うんじゃないんですよ。大きく表現をつけるというような意味です。他にも、「もっと軽く!」や「緊張感を漂わせて」など、同じ言葉を違う表現で録ることもあります。いずれにしても、こういう表現の指針がある中で読むので、私自身、とてもイメージを持ちやすいんです。

同じ言葉でも、ちょっとした表現で変化ってあるんですよ。
例えば、「みなさん、こんにちは」という一言を色々と言ってみるとこのような感じです。

*この部分は、radiotalkで聞いてみてください。

・元気な感じ
・怒っている感じ
・力強い感じ
・司会っぽい感じ
・優しい感じ

どうでしょう?
違うのわかります?
どの表現で読むのかは、内容や場面に合わせて違ってきます。


しかし、今回取り組んだコロナ・ウイルスから人類への手紙は、どういう表現をしたらいいかというのを判断をしてくれるも無く、自分で読んで、自分で客観的に聞きながらいい悪いを判断する作業でした。単に、自分で読んで、自分で楽しむ朗読ならどんな読み方でもいいのでしょうが、聞く人がいる・相手がいるということになると、どう聞こえているかというのを客観的に考えると言うのはとても大切なのです。
そうやって、録っては聞き直し、録っては聞き直しと何度も繰り返しました。その回数、およそ70回に及びました。
それでも、私の中では完璧ではないんですよね。


多分、他の人が聞いたら、たいして変わらない表現に聞こえるのかもしれないのですが、自分で聞いていると、細かなところが気になってしまいます。この言葉と言葉の間は、あとコンマ5秒欲しいや、文末に向かう速度をもっとゆっくりしたい、この場面からはイメージを変えたいなどです。



そして、何度も録り直していると、だんだん表現が変になっていくんです。変と言うのは、無駄に抑揚がついたり、間ができたり、妙に重々しくなったりなど、結局、最初の方に録音したのが、一番ストレートで素直に表現できていると思ったりもするものです。不思議です。

とはいえ、そのだんだん変になった表現から、さらに読みを重ねていくと、今度は最初の頃の素直な表現に加えて厚みが生まれるというのでしょうか、表現に深みが出てくるようになるなと、私は感じています。


声の表現というのはとても難しいです。
けれどだからこそ、とても面白いし、私は大好きです。



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インタビューの懐かしい思い出

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

前回、インタビューの話を書きながら様々なことを思い出しました。
NHKで担当していた音楽のラジオ番組は、隔週で月曜日から金曜日の5日間担当していましたが、ほぼ毎日、ゲストの方にインタビューしていました。年間にすると100組くらいになるでしょうか。
どなたも印象深いのですが、藤木直人さんは、スタジオにギターを持ってこられ弾いてくださったり、平井堅さんは、楽園がヒットする前に2度インタビューさせていただきました。すごく気さくな方で、お話もユニークで楽しい方でした。

それから、 ラジオでこの方はもったいない!と言われそうですが、腹話術師の一刻堂さん。その時は、ジョージとサトルを連れてきてくださり、私の目の前で、3人がトークを繰り広げてくれました。
ラジオの向こうのリスナーさんは、いっこく堂さんとジョージとサトルの姿が見えないので、スタジオに私を含めた4人でトークしていると思いながら聴いていらしたのではないかと思います。
インタビュー後、いっこく堂さんに衛星中継の技。声が遅れて聞こえるという技を少しだけ教えていただきました。

私のお宝写真です✨

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どの方も緊張したのですが、私が一番、緊張したのは、松任谷由美さんです。
松任谷由美さんにインタビューをすると決まった時から緊張していましたが、スタジオに松任谷由美さんが入ってこられてご挨拶した瞬間に、その緊張は最高潮に!
インタビュー中は何を伺ったかわからないと言うか、緊張しすぎて、ユーミンの言葉が頭に入ってこない状態でした。放送終了後、そのオンエアーの録音を聞きましたが、なんとか話は噛み合っていてほっとしたことを覚えています。

ちなみに私がこの世界に入って、最もインタビューしたかった方は、藤井フミヤさんです。と言うのも私、小学生の頃からチェッカーズの大ファンで、中でも藤井フミヤさんが大好きでした。高校生の頃は、「チェッカーズが出る音楽番組で司会をしたいです。」という、夢を語っていました。
しかもそのコメントは、福岡の民放の番組で部活動を紹介するコーナーがあり、私がいた部活が取り上げられたときでした。若い頃って、恥ずかしげもなくなんでも言葉にしてしまうんですよね。

フミヤさんは、レギュラー番組ではなく、念願叶って特別番組のスペシャルゲストでご登場いただきインタビューさせていただきました。ただこの時は、メインの進行はNHKの男性アナウンサーが務め、私はアシスタントという形だったので、いつか1対1でインタビューできる日を目指しているところです!

今も、様々な方にお話を伺う機会があります。
例えば、女優の奈緒さん、漫画家の高橋洋一さん、演歌歌手の伍代夏子さん、パティシエの青木定春さん、鎧塚俊彦さん、庭師でタレントの村雨辰剛さん・・・思い返すとキリがなく、皆さん本当に素敵な方で、お一人お一人にお話を伺うたびに、私自身がとても刺激をいただいています。

これは何も、著名人の方に限らずです。
私はお会いする方みなさんのお話を伺いながら、そこにある物語の素晴らしさに心を動かされます。それは、一番身近な家族もそうです。
人の話を聞くというのは、私にとってかけがえのない時間です。


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https://radiotalk.jp/program/68173

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愚痴って大切!


こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。


一昨日、NHKの「あさイチ」で、愚痴との上手な付き合い方という特集が放送されていました。脳にも影響していて、愚痴として言語化することで、原因の分析ができて解決策も見つかるんだそうです。愚痴として感じているようなことは、脳の無意識の部分にあるそうで、言葉にすることで意識できるようになり、心の中のモヤモヤと向き合えることができるということでした。
本当に、愚痴って大切!私もずっとそう思っています。


愚痴と言うから、どうしてもネガティブな印象になりますが、私は放送局の仕事をしているときに、仲間といつもワイワイガヤガヤ話し、愚痴が笑いと制作のエネルギーになっていたと感じていました。
そもそも愚痴は、日常で起きたできごとのぼやきで、ちょっとした雑談なのではないかと思うのです。
雑談って、楽しいですよね〜。意味がないようで、実はそこから生まれる気づきやクリエイティブなものもたくさんあります。

先日、ニュースで見ましたが、コロナ禍で、雑談が減ったことが課題だと感じている企業は少なくないようです。在宅ワークが増えたことで、社員同士の雑談はもちろんですが、お客様や取引先の方とのちょっとした世間話もなくなってしまっているんだそうです。
ニュースで見た会社では、営業先の雑談から新しい商品が生まれたこともあって、お客様との会話を大切にされているということでした。確かに、ちょっとした話の中に、困っていることや悩みがあって、そういうところから新しい製品って生まれていくのかもしれません。
私も研修やトレーニングを行なっていますが、やはり受講される方の悩みの中からプログラムを作っていますから。

そういう仕事ベースでなくても、人と話すというのは、本当に必要なことだと思うのです。
私は、福岡に住んでいたことが長いので、気の置けない友達はほとんど福岡にいます。東京に住み始めた最初の2〜3年は、気軽に話せる友達や仲間がいないことが、とても辛かったです。いまでも、そう感じることがあります。

結論もなく、意味もなく、「だからなに?」と言うような話ができる環境って、本当にありがたかったんだと。だからこそ、今のこのコロナ禍において、人と話す機会が減ったことによってストレスを抱える人が多いというのも分かりますし、何か力になれることがないかとも考えたりします。


そうそう、私は少し前から、私はRadiotalkという配信アプリでラジオ番組をスタートしました。基本的には他愛もない、日常で気づいた話をしつつ、時々は、真面目な話があったり、時々は話し方やコミュニケーションスキルの話をしたり、本当にいろいろなお話をしています。これもまた、日々の雑談のような番組です。

その番組でいずれは、ゲストをお招きしてトークコーナーを作りたいと考えています。
これまで、数えきれないほどの方々にインタビューを行なってきました。ミュージシャン、タレント、クリエイター、経営者、映画監督、アスリート・・・他にも大勢の方に伺ってきました。
インタビューって本当に面白いというか、奥が深いものです。そこには、一人一人違った人生の物語があって、その中に生きるヒントがたくさん隠されていると感じています。それは、著名人の方に限りません。誰もが自分の物語を生きています。私は、そういうお話を伺っていけたらと思います。
この番組は、まだまだどうしていいか悩みながらなのですが、もし、よろしければお付き合いください。

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生放送の恥ずかしい大失敗


また、ラジオで話したいな〜と思っていたのですが、「それなら自分で始めれば良いんじゃない⁉️」そう思って、noteに書いた文章を録音して、ラジオ配信アプリ「Radiotalk」とYouTubeにアップすることにしました。

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

私はNHKのFMでパーソナリティをしていたのですが、担当した初めての番組は生放送でした。月曜日〜金曜日までのおよそ1時間。リスナーの方のリクエストとゲストの方とのトークをお届けする音楽番組です。
8年間、パーソナリティを務め、並行してテレビの仕事もしていましたが、ラジオにはテレビにない面白さや、奥深さがあるな〜と感じていました。


その中でも生放送ならではの失敗やハプニング。笑えるものから笑えないものまで、本当にたくさん経験しました。
いまでも鮮明に覚えているのが、曲紹介の大失敗です!

当時はまだ葉書でリクエストを受け付けていたんですが、葉書に書かれていたのは松田聖子さんの「裸足の季節」ただ曲名はリスナーさんが書き間違えていて、「裸の季節」と書かれていました。それを見ながら、私は心の中で「絶対に言い間違ってはいけない。『裸足』の季節・『はだし』の季節」と言い聞かせていました。

そして曲紹介、しかも生放送。絶対に間違えられない闘いがそこにはあったはず!なんですが・・・そう、みなさんのご想像通り、
私は「松田聖子さんで裸の季節、お聞きください。」と言ってしまったんです。


けれど、私は全く気づかずというか、正しく「裸足」と言ったとつもりだったんです。曲紹介をしても曲は流れず、私のヘッドホンに「「裸足!裸足!間違ってるよ!」と、先輩からの指示の声が飛んできました。それを聞いて慌てて訂正。
無事に曲が流れ始めたものの私は、穴があったら入りたいくらいの恥ずかしさで一杯に・・・その後も続く生放送は、何を話したか全く覚えていません。
「はだし」と「はだか」では大きな違い!!聖子さん、本当に申し訳ありませんでした〜!!


この時の教訓は、頭で理解していても、文字として書かれていることの方に、人の意識は行ってしまうということ。
「間違いがわかっている言葉は訂正しておこう!書き直そう!」と強く思いました。

ラジオに限らず、みなさんもプレゼンテーションやスピーチの時に、メモを見て話す時はお気をつけくださいね。思わぬ言葉が出てしまうということがあるかもしれませんよ。って、間違いを書き直さない人はあまりいないですよね〜


けれど、こういう様々な失敗やハプニングが、生放送の醍醐味でもあります。そしてそれが、場の雰囲気を和らげたり、明るくすることもあるんですよね。私が間違えた時、ラジオの向こうで吹き出しリスナーさんがいただろうな〜と、笑いになってくれていたらそれでいいか!そんな風に今は思っています。

お互いの顔が見えないラジオだからこその魅力。
ラジオで生まれる声の繋がり。これから楽しみたいと思います。


このブログは音声でもお聞きいただけます。
お時間がありましたらお付き合いください。

sumieのぶろぐラジオ
https://radiotalk.jp/talk/452229


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