大嫌いだった剣道


こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

唐突ですが、あなたは、嫌だなと思って続けていたことが、
今役に立っていると思うことってありますか?

えっ?急に何の話?と思いましたよね。



昨日は節分の話をしましたが、節分と言えば豆まき。
豆まきといえば鬼。

鬼といえば・・・今は、鬼滅の刃を思い浮かべる人多いんじゃないですか?
そうその鬼滅の刃ブームで、剣道を始める人が増えているとかいないとか、そんな記事をみて、大嫌いだった剣道のことを思い出したんです。


実は私、小学2年生から中学三年生まで剣道を習っていました。
ただ、いつのころからか、剣道が大嫌いになり、高校の推薦入学の話も断ったくらいです。
当時、「絶対に、高校では剣道をしたくない!」泣きながらそう両親に訴えました。両親は剣道で行って欲しいと思っていたようですが。
 

私が剣道を嫌いになった理由はいくつかありますが、
中でも、学校から帰っての自宅での稽古(練習)だったように思います。

 私には弟がいます。 
この弟の稽古に、私は小中学生の頃つき合わされていました。
「付き合わされていた」と言っているところから、やりたくなかった感が伝わるでしょう(笑)

稽古で教えていたのは私の父です。剣道未経験者にもかかわらず、的確なアドバイスと稽古で弟はメキメキと才能を伸ばして行きました。
 
怖い父の前に「稽古はイヤだ」と言えずに、中学三年生の頃には、道場の稽古もさぼることも増えました。
あるとき、稽古に遅れて行った時、もたもたしている私に父が近づいてきて竹刀で私の胸部を突き、そのまま後ろに飛ばされたなんてこともありました(^^;)
 
「剣道なんて、絶対にイヤだ!!!!!」
 
そんな心の叫びと共にすっかり離れてしまった剣道ですが、
なぜか、今になってその良さや有り難さを感じてるんです。

それは、話すことにもつながることが多いからです。
剣道のおかげで、体全体を使っての声の出し方が自然に身についていました。
声がいいねとよく褒められますが、剣道のおかげかもしれません。


ちなみに、剣道は、打突。いわゆる、面やコテ、胴などを打った瞬間に声を出します。声を出して打つと、その瞬間に、しっかりと力が入るんです。しかも、腹筋を使ったいい声が出ます。

例えばあなたも、重たいものを持ち上げる時に、
「よいしょっ!」と言ったりしませんか?
声を出すと言うことと、力が出るって、実はつながっているんですよ。


他にも、間の取り方や目線の送り方など、
話すことにも繋がることが、本当にたくさんあります。
 
さらには、剣道の精神性です。
剣道は「剣の理法の修練による人間形成の道である。」と言われます。
黙想をして心を落着かせたり、稽古前後や試合前後もそうですが礼に始まり礼に終わります。
 今思い返せば、当時は分からなかった(イヤで気づけなかった)多くの学びをもらっていたんですよね。


あなたは、いやでも続けてよかったことってありますか?



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日本のリーダーの話し方にがっかり



首都圏では2回目の緊急事態宣言が発出され、ステイホームという人も多いんでしょうか?

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

私はコロナ禍になった去年から、仕事がほぼキャンセルになりステイホームをせざるを得ない状況です。けれど、ステイホームだからこそスタートできたオンラインの企業研修や話し方トレーニング。今は、より活用していただけるようにとプログラムを考えています。


ところで、今回の緊急事態宣言は前回のような徹底した自粛にはならないようですね。。。
その原因は、日本人の多くがコロナ慣れし始めていたり、「自分はかからない」という正常性バイアスが働いていたりするのかなと思っています。そしてもうひとつは、政府からの危機感が国民に伝わっていないと言うことがあるように思います。
菅首相の会見を見ましたが、全く心に響いてこないですし、どこか他人事として話している感じさえ受けてしまいました。


それはどこにあるのか?


菅首相はというと、官房長官時代の印象が強く残っているというのもありますが、書かれている原稿を下を向いて、ひたすら「読んでいる」と言う点が大きいと思っています。抑揚が少なく、表情も変化無く話し続けています。言葉に心がこもっていないように感じられます。これは、菅首相の話し方のスタイルなのかもしれませんし、ポーカーフェイスと言えば聞こえがいいのですが、緊急事態を呼びかけるリーダーの話し方としては、やはり弱いです。

他にも、テレビ出演時にキャスターとの質疑応答のやり取りを見ていても、歯切れの悪さや自信の無さばかりが伝わってきて、見ているこちらとしては、「これからの日本は大丈夫なのだろうか?」という不安が大きくなってしまいます。


菅首相の話し方で、リーダーとしては弱いと私が気づいた点をいくつかピックアップしました。


1.姿勢が前屈みになっていることで、弱々しい印象を作っている

2.手や目線が細かに動いていて落ち着かない
(手元の原稿が気になっている様子も見受けられました)

3.声に張りがなく、語尾にしたがって弱々しかったり、息で話している

4.言葉を選びながら話しているものの具体的な数値や目標が示されず、言葉が曖昧になる

5.肝心な言葉がスムーズに出てこない


原稿があるときは、言葉が用意されているのでそれを読めばいいのですが、対話になると、菅首相の話し方にはご本人の自信のなさが全て表れているように私には見えました。実際、話し方には、その人の心の内が全て表れます。自信のない時は自信のない話し方になり、逆もまたしかりです。
菅首相の場合、これまでご自身が作ってきた政策で上手く行っていると思われているものは、声にも張りがあり、言葉もはっきりしています。しかし、そうでない部分を話す時は、先に書いたように声に張りがなくなり、言葉を濁したり、曖昧な表現で話しているように聞こえています。

そういえば、茂木外務大臣の韓国への抗議の会談映像を見ましたが、これもまた、原稿を読んでいて、何も伝わってこない・・・
日本人のリーダーが、こんな話し方でしか伝えられないことが、とても恥ずかしいと思ってしまいました。

私は政府を批判したいわけではなく、きちんとした意思表示をリーダーとし伝えて欲しいと心から思うのです。


ちなみに、「自分の顔を聞き手に向ける」「原稿を読む時は自然に話せる練習をする」この2つは、皆さんもプレゼンテーションやスピーチの時に役立ちますよ!



目線を相手に向けるというのは、とても重要な意味があります。それは、「私はあなたの存在を認めていますよ。大切にしていますよ。」というサインでもあるからです。

「原稿を読む」というのは、講演会や何かの挨拶の時にもよく見受けられますが、原稿を読むと、抑揚がつかなかったり、変な抑揚がついてしまって聞きづらかったりします。とはいえ、大切なことを伝える際は原稿があった方がいい場合もあります。原稿を自然に話すには、トレーニングが欠かせません。原稿をみているけれど、まるで見ていないように自然に話すスキルは、練習すれば誰もが身に付けられます。


伝える言葉はとても大事です。
そして、その言葉に命を吹き込み、聞いている人の心に響くように表現するということもとても大事です。
あなたの想いが相手に届くためには、ぜひ、トレーニングをしてみてください。


トレーニングのコツは、また次回!


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【話す力を磨く】話し方はマインド



自民党の総裁選で、3名の方の演説をじっくりと聞きました。
そうして改めて思ったのは、「話す時には、その人のマインドが全て出る」ということです。


今回、演説をなさった菅さん、石破さん、岸田さんは、選挙はもちろん、国会での発言、テレビなど、人前でお話しになることは、私たちの何倍も何十倍も何百倍も多く、様々な状況で話しをされていますので、自分の心に惑わされずに話せるのだろうと思っていました。けれど演説を見ていると、そのようなお三方でも、マインドが話し方に表れているのではないかと思う点が見て取れました。

例えば、同じような箇所で言葉に詰まったり、身振り手振りが必要以上に多くなったり、声の張りが弱々しい箇所があったり。それらは、話している内容やタイミングなどに関係していて、非常に興味深いものでした。


みなさんも、人前で話す際に、どんなに練習していても本番では緊張すると思います。時には、話している最中に、聞いている人の咳払いや、ちょっとした音が聞こえたりすると、一瞬気持ちがそれて言い間違ったり、その後の話す内容を忘れてしまったりすることは無いでしょうか?

先日、ある士業の方の話し方トレーニングを行いました。その際、話す内容に不安がある時には、「やっぱり」という言葉を連発されていました。数えてみると、30秒程度の中に10回もの「やっぱり」が出ていました。その映像を、改めてご本人に見ていただくと、「もういいです。」と、苦笑いしながらおっしゃっていました。ご本人も、なぜ、そうなったかは痛くお分かりのようでしたが、ここまで「やっぱり」を連発されているとは、思いもよらなかったようです。


これは何も、この士業の方だけではありません。誰しも、心に不安がある時に何かしらのサインが出ます。もちろん、私もです。
ただ、私のように話すことを仕事としている人は、人前で話している際に、途中何かハプニングが起きても、知らぬ存ぜぬのように平然とした顔をして話すようにトレーニングをしている人がほとんどです。



例えば、私がラジオやテレビに出ていた時の話です。出演時は、片側の耳にイヤホンをつけて、音声の送り返しを聞いています。時には本番中に、そのイヤホンを通して、プロデューサーやディレクターからの急な指示が入ることがあります。放送上では平然と話してながら、耳では指示を聞いている状態です。イヤホンから呼びかけられると、ついつい返事をしたくなったり、うなづいたりしたくなりますが、そういうことは一切しません。

イベントの司会の時も同じです。イベントの時は、放送の際よりももっと多くの音が聞こえてきます。お客様の声はもちろん、スタッフの声や指示、物が落ちたり、場所にもよりますが車が通ったりなどなど、本当に、様々な音があふれています。
これは笑い話ですが、あるイベントで影アナ(表には出ずにステージ袖でアナウンスすること)をしていた時に、スタッフの方が私の横で変顔をしたことがあります。私は笑いたい気持ちを抑えて、最後まで読み上げると「さすがだよね〜!」と感心されたことがあります。


そんな私が、最も集中力を必要とするアナウンスがあります。それは、声が遅れて聞こえてくるような会場(例えばアリーナやスタジアムなど)です。通常は、自分が話すとリアルタイムで声を聞いていますが、声が遅れて聞こえる会場は、自分が話した後に、わずかに遅れて声が聞こえます。
人間は、自分の声が遅れて聞こえると、実はとても話しにくいんです。わかりやすい例だと、電話をしている時に、自分の声が少し遅れて聞こえて、話しづらいという経験がありませんか?

声が遅れて聞こえる会場は、その状況で間違えずにアナウンスをする必要があるので、わずか3分程度のアナウンスでも、私はいつも手に汗をかいてしまいます。しかも、会場にはお客様が大勢いるので、その声も聞こえる中でアナウンスをするので、ほんの一瞬でも集中力が途切れたり、気持ちがそれると言い間違える可能性が高くなります。


私はどんなに緊張していても、周りで見ている人からは「緊張しているように見えない」と言われます。けれど、心の中ではバタバタもがいている状態なんです。そう見えない(そう見せない)ようにしているだけです。そしてこれは、トレーニングさえすれば、誰もができるようになります。
今回は、私が気をつけている主なポイント3つをお伝えします。


1つめは、話す内容を理解し、自信を持っていること。
当たり前かもしれませんが、自分が話す内容をきちんと理解して、自信を持っていないと、声に張りがなくなったり、文末まで言葉をはっきり話せないなどが起きてしまいます。他にも、声にならずに息だけで話してしまったり、自信があるように見せようとして無駄な力が入って言い間違いを起こしたりします。
まずは、自分が話す内容に自信が持てるように準備をしてください。

2つめは、自信を持って話せるように練習をすること。
自信を持って話せるように練習するというのは、内容の自信にプラスして、その内容を間違えずに、説得力を持って表現できるようにするということです。この時に、言いにくい言葉があったり、練習で言い間違った箇所があると、本番で自信が揺らいで、練習でつまずいたところで間違うことが生じます。
「完璧に話せる」と思えるところまで練習することで、自信を持って本番に臨めます。

最後は、「練習こそ本番」と思って取り組むこと。
練習中は、心のどこかに「これは練習だ」という意識があり、何か音が聞こえたりすると、途中で話すのをやめたりしてしまいがちです。けれど、練習こそ本番と思って、何が起きても話し続けることを意識することです。
私は高校生の頃、アナウンスの大会に出る練習の際、先輩からこんなことを言われました。「もし、鼻水が出そうになっても鼻をすすってはいけない。絶対に、他の音は入れたらダメ。」と。アナウンスの大会は声だけを審査するので、見た目は関係ないんです。今思えばすごいアドバイスだなと思いますが、これ以来、私は、人前で話す際は、何が起きても話し続けることを意識できたのだと思います。


とはいえ、こうやって練習して本番に臨んでも、やはり心のブレが生じる時があります。他にも、リハーサルでは上手く行ったのに、本番で間違えたりということもあります。これはまさに、私のマインドが関係しています。

自民党総裁選でお話になったお三方も、きっと、こういうことをわかった上で、かつ、日々、練習もして臨まれたのだと思います。それでもやはり、「自分の心には嘘をつけない。」「話し方には心が出る。」ということを、改めて強く感じました。そして何より、話し方はテクニックではなく、その人自身であり、その人のマインドなんだと、改めて胸に刻んでいます。


企業研修や音声波形診断を用いたエグゼクティブ向け話し方トレーニングなどを行っています。
お問い合わせは、弊社ホームページのお問い合わせからお気軽にどうぞ。

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変化・進化・成長の素晴らしさ

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

TEDxKyotoのスピーチトレーニングでのことを綴ってきましたが、ひとまず今回で最終回です。

今回の諸橋さんのスピーチのテーマ「変化・進化・成長」
私は諸橋さんのトレーニングに携わりながら、その素晴らしさを感じ、かつ、改めて多くのことを教わりました。

話し方というのは、実はとても変えにくいものです。
なぜなら、その話し方で十数年もの間過ごし当たり前の動作になっていること、さらには、それで生活も仕事もできてきているからです。

そのためトレーニングを行っても、それまでの話し方に戻りやすく、「これまでのままでもいいかな」と思いがちになりやすいのです。

トレーニングをする側としては懸命に向き合いますが、受ける側の人が自分の変化を楽しみ、そして身につけるためにトレーニングを重ねるということも、成果を出す上では欠かせない要素です。

諸橋さんは、本番を迎えるその時まで、何度も何度も練習を重ねていらっしゃいました。本番の日も、出番のギリギリまで繰り返し練習をされていました。

みなさんがプレゼンテーションの達人としてよくご存知のスティーブ・ジョブズも、準備やリハーサルには余念がなかったと言われています。

例えば、5分間のデモを行うだけでも、数週間前から準備を始め、製品や技術の勉強も含め数百時間を費やしていたそうです。さらには、リハーサルは丸二日もかけて行っていたそうです。
この話は、「スティーブ・ジョブズの驚異のプレゼンテーション(カーマイン・ガロ著)」に記されています。

またその本には、マイケル・ジョーダンやウィンストン・チャーチルの話を例に上げ、トップクラスの人々は、みな、意識的に練習しているという話も書かれています。

話し方もやはり練習の積み重ね。練習を重ねることで、自分なりの自然な話し方を身につけ、さらには人に伝えるだけではなく「伝わる」話し方になるのです。

諸橋さんのスピーチの最後には、このようなメッセージがあります。

今日、会場にいらっしゃるみなさんも日々変化、進化、成長をして今を迎えていると思います。

時には、辛く苦しい出来事に立ち止まってしまい、前に踏み出せない日もあるでしょう。けれど、進化することで、できないことができるようになる喜びは、何事にも変えがたいと、私は思うのです。そうすることで、自分なりの幸せな人生を過ごすことができると、私は身をもって感じています。

『変化・進化・成長』
みなさんもぜひ、一歩、前にふみだしてみてください。」

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TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん「変化・進化・成長」

変化・進化・成長は簡単なことでは無いことは、みなさんもお気付きかと思います。諸橋さんのトレーニングに関わり、諸橋さん自身が変化・進化・成長することを体現されている姿を目の当たりにし、私は様々な面で自らを振り返り、気持ちを新たにすることができました。

とても貴重な経験と、素晴らしいご縁に感謝しつつ、これからも、話し方のトレーニングを通して多くの人のサポートができたらと思っています。

TEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

マイクは話し手の大切な道具〜マイクは叩かないで!②

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

TEDxKyotoのスピーチトレーニングについて書いていますが、昨日からは少しだけ離れてマイクの使い方についてお伝えしています。

弊社のテクニカル事業部で音響専門の田村の話を元に、マイクの特性や使い方をお届けしていますので、みなさんがマイクを使って話をされる際の参考になさってください。

マイクは叩かないで!②
(ユナイテッドウェーブス合同会社 テクニカル事業部 田村尚)

前回、マイクで拡声する仕組みをご紹介しました。今回はいよいよ本題の「なぜ、マイクを叩いてはいけないか?」ということをお話しします。

前回、拡声のシステムは非常に小さなエネルギーを、電気によって大きなエネルギーに増幅すると説明しました。では、マイクを叩くのがなぜいけないのか?なんとなく想像がつきますか?

例えば、普通の声の大きさ程度の空気の振動で、私たちは痛みを感じることはありません。しかし、誰かに手で叩かれれば痛みを感じますよね。そのくらいエネルギーに差があり、それがマイクにも起きているということです。

本来非常に小さなエネルギーを拾うためにあるシステムに、必要以上の大きなエネルギーを与えれば、色々なところに過大な負荷がかかります。それはつまり、機材を予期しないところで傷める危険があることを意味します。
機材を傷めるということは機材トラブルに繋がり、それがイベント全体に影響する危険があるため、私たち音響は嫌がるのです。

マイクのスイッチが入っているかどうかが気になり、マイクを叩く人をよく見かけますが、マイクの仕組みを理解いただき、マイクは叩かないようにお願いしたいのです。

 では、マイクを叩かずにスイッチが入っていることを確認するにはどうすればよいでしょうか?それはは次回。

マイクを叩いてはいけない理由、お分りいただけだでしょうか?

私も、司会などの本番で、出演者の人がマイクを叩いている姿をよく見かけます。しかも本番中に。

「ばんっ、ばんっ」さらにもう一度、「がんっ、がんっ」と何度も。
それを見るたびに、マイクは大丈夫だろうかとヒヤヒヤしてしまいます。

1回、2回で壊れるほどの作りはしていないと思いますし、音響の人たちも細心の注意を払って準備をしていますから、本番中に壊れたところは見たことがありません。しかし、マイクは様々なところで使っていますから、積み重なれば、どこかの現場で、何かしらの不具合の症状が出ることもあるのではと思います。

マイクは、話し手にとって大切な道具です。
その道具を大切に扱うというのは、話し手として当然のことだと私は考えています。カラオケボックスや宴会場・会議室などで、頭がへこんでいるマイクをよく見ると心が痛くなります。

テーブルに置く時はそっと置いたり、持つ時も優しく丁寧にしたり、置く時も転がらないようにタオルやハンカチの上に置くなど、マイクを大切に扱ってほしいなと思います。

明日もまた、田村のコラムをお届けします。

弊社ユナイテッドウェーブスでは、司会や企業研修・スピーチトレーニングとイベントやコンサートなどの音響業務も請け負っております。
お気軽にご相談ください。

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諸橋寛子さんのTEDxKyotoでの発表の様子。
ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

TEDxKyoto 2018 スピーカー 諸橋寛子さん

話し方は、経営者やビジネスマン、学校の先生や研修講師、さらには、大学生、高校生、小中学生、未就学児までまで、幅広い方々を対象に行っています。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。




自分の意思を伝える力

こんにちは。フリーアナウンサーの三島澄恵です。

ある企業の方から、最近は、会社を辞める時に弁護士を立てる若い人が増えているという話を聞きました。辞めるという意思表示を自分で直接言うのではなく、弁護士に代弁してもらうというのです。別段、会社の体制に問題があったわけでもなく、何か会社ともめているわけでもないにもかかわらずです。

その話を聞いて驚いたと同時に、「これでいいのだろうか?」と思ったのが、私の正直な感想です。

日本人は、自分の意見をはっきりと相手に伝えることはあまりしません。忖度という言葉が一時流行りましたが、「言わなくてもわかるだろう。」「言わなくても分かってくれ。」というような文化が根強く残っています。

誤解の無いように言いますが、私はこの文化は好きです。白黒はっきりさせず、曖昧でグレーな感じも時に必要だと思いますし、それが、日本人の優しさのひとつやおもてなしの精神にも通じているのではないかと感じるからです。

けれど、それとは逆に、世の中が多様化する今の時代には、やはり自らの考えをはっきりと話すという力は、これからますます求められると思うのです。

東京に出てきた頃、あるイベント現場で取りまとめをしていた制作会社の社長に言われました。

「欲しいものは欲しいと言わなきゃ出てこないよ。」と。

その時、私はイベントの司会で、司会台で使う手元用の明かりが欲しかったのですが、進行スタッフの人は忙しそうで声をかけられずにいました。結局、リハーサル前にあたふたしてしまい、制作会社の社長に指摘されたのでした。

以来私は、「欲しいものは欲しい。」と、現場でお願いするようになりましたし、日常生活でも、あまり考えすぎず要望を伝えるようにしています。まっ、歳をとったっていうのもありますけどね。(笑)

自分の意見をはっきり伝えるというのは、時として、とても勇気がいることです。それに慣れていない日本人にとっては、さらに難しいことなのかもしれません。

それでも、自分の人生を切り拓けるのは自分だけ。自分の人生を生きるのは自分自身。誰も代わって生きてくれません。

自分がやりたいことや自分の意思を自分で伝えることをせず、人に代わってもらうというのは、自分の人生を生きることを放棄しているようにさえ、私は感じるのです。自分の意思を伝える力は、人生を切り拓く力でもあると思います。

あなたは、どう考えますか?

大手建設企業様で4年前から研修をさせていただいています。

今年は、グループのトップリーダーのみなさんに「聞き方」の研修です。

「人の話をどう聞くか?」

ここにも、話し方のコツがたくさん詰まっています。

リーダー研修

最後まで読んでくださりありがとうございます。

ご感想やご質問は、お気軽にお寄せください。

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どうしたら話し上手になる?

こんにちは。

フリーアナウンサーの三島澄恵です。

経営者のスピーチトレーニングや、企業での話し方トレーニングを行っていますが、その度に聞かれるのは「どうすれば、話し方はうまくなるんですか?」です。 

話し上手になりたいと思っている人は少なくありませんし、私自身、自らの話し方には日々反省ばかりです。仕事柄、話すのが得意と思われがちですが、自分では全くそう思っていないんです。話し方が上手くなる特効薬のようなものがあれば、私が知りたいくらいです(笑)

それでも私は、話すことを学び始めてかれこれ30年。仕事として向き合い始めて25年ほど経ちました。

話し上手になるには、「1に熟考、2に練習、3、4が無くて、5に場数(アウトプット)。」という具合に、インプットしたものを考え、まとめて、練習を積み、本番を重ねていくという、とても地道な繰り返ししかないと実感しています。

ただ、それよりも大切なのは、自らの心持や、自分自身の在り方(生き方)だと感じています。なぜなら、話し方は自分そのものだからです。

政治家や経営者、芸人やタレントの方々などが、失言で失敗されている姿を多々見聞きします。言った本人は悪気なく使った言葉、うっかり言ってしまった言葉、ちょっとした目線や態度なども含めて、これらは、その時の心持ちや、その人自身がどのように生きているかというものが表れます。特に、急な対応を迫られた時や謝罪の時、その逆に気を抜いている時や自信が付いてきた時などは、その人の本質が見え隠れしてしまいます。

 

私の失敗談をひとつ。

ある企業の社長に謝罪に行った時のことです。

まずは即電話で謝り、その後、直接謝罪に伺いました。とにかく申し開きをせずに謝っていたのですが、途中、社長が、事の経緯を聞いてくださったので説明をしました。しかしそれが失敗でした。私の説明が社長には言い訳に聞こえ、その点を社長にも指摘を受け、さらに謝るという大失態。

今思い返しても恥ずかしい限りですが、ことの経緯を説明しているときに、私の心の何処かに「理由を知ってもらえれば許していただけるのでは。」という甘い気持ちが出てきたんだと思います。

「話し方は自分そのもの。」そのとき改めて、身に染みました。

自信を持って話すことは大切なことですが、自分のことを話し上手だと思っていると思わぬ失言をしてしまうことがあります。

自分の信念を持つということは大切なことですが、自分の話していることが全て正しいと思い込んでいると横柄な態度になり、周囲の人の応援を得られなくなることがあります。

そもそも、相手があなたの話を聞こうとしてくれなければ、どんなに上手に話しても伝わりません。まずは相手が、あなたの話を聞いてくれる土壌づくりが何よりも大切なことではないかと思うのです。

本当に話し上手な人は、難しい言葉を使ってできる人に思わせたり、流暢に話して格好良く見せたりせず、素直に、真摯に、謙虚に、情熱を持って向き合っている人です。

基本的なテクニックはたくさんありますが、その根底となる自分の在り方を忘れてしまわないように。この文章を綴りつつ、私自身取り組んで行こうと、思いを新たにしています。

今年は、年明け早々、3人方々のトークショーの司会を担当しました。

お二人目は、柳家花緑さん。

新年、初笑い。楽しいトークショーになりました。

NHKハート展新宿展 トークショー 柳家花緑さん


最後まで読んでくださりありがとうございます。

次回もお付き合いください(^^)

ユナイテッドウェーブス合同会社

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「話す力」は人生を切り拓く

こんにちは。

フリーアナウンサー・話し方講師、キャリアコンサルタントの

三島澄恵です。

2019年がスタートしはや半月。

目標を新たに日々をお過ごしかと思います。

私は今年は、ブログを書くことを継続していこうと思っています。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。


さて、今年からブログのタイトルを

「人生を『話す力』で切り拓く」に変えました。

その大きなきっかけは、

昨年、TEDxKyotoで、登壇者のスピーチトレーニングを

担当させていただき、改めて、「話す力」の重要性を感じたからです。

私は高校時代に放送部に入部したことで、

「話す」ことを基礎から学び、身につけ、磨くことをしてきました。

それから約30年。

10代の頃に出会った「話す力」は、

その後の私の人生を大きく変えました。

念願だった放送局での仕事に就くことができ、

夢だったアーティストのインタビューをし、

フリーになり東京で仕事をスタートし今を迎えていますが、

それは、自分の想いや考えを周りの人たちに話したことで、

そんな私を応援してくれた人たちがいたおかげです。

私はこれまで、インタビューやトークショーなどを通して、

経営者、アーティスト、ミュージシャン、アスリート、

タレント、クリエーターなど、様々な業界の一流の方々に

お話を伺ってきました。

その数、2,000組を超えると思います。


そんな中で感じているのは、

みなさん、自分の想いを表現することに長けているということです。

表現上手といっても、流暢に話せているということでも、

順序立ててきれいに話せているということでもないんです。

言葉を通して、その人の想いが伝わってくるというのが、

私が感じていることです。

夢を掴むには?

自らの想いを実現するには?

どんなことも、自分一人では成し遂げることはできません。

周りの人たちの応援が欠かせないと思うのです。

そのためにはまず、

話すこと、言葉にすること。表現すること。

実現は、その先にあります。

あなたが話さなければ、誰もあなたの想いには気づきません。

あなたが話さなければ、あなたが何をやりたいのか誰も気づきません。

あなたの心に秘めた想いが十分に育っているなら、

もし、育っていないとしても、

言葉として表現してみると何かが変わるかもしれませんよ。


このブログでは、話し上手になることではなく、

どうすれば、自分の想いを言葉として表現できるか

ということをお伝えしていきます。

私の失敗談をたくさん交えながら、

みなさんの日々のお役に立れてば幸いです。

それでは、2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年最初のお仕事は1月3日のトークショーでした。

NHKハート展の新宿展。

お話を伺ったのは、墨絵アーティストの茂本ヒデキチさん。

当日は、墨絵のライブペインティングを見せてくださいました。

その時に描いてくださった作品。

みなさんにとっての2019年が勢いあるものになりますように、

願いを込めて。


NHKハート展新宿展 トークショー 茂本ヒデキチさん

最後まで読んでくださりありがとうございます。

ご質問やご感想はお気軽にお寄せください。

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